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競技かるたの基本ルール

札の選び方

競技かるたの試合で使用する札は、100枚のうち50枚(自陣25枚、相手陣25枚)です。 試合で使用する札を選ぶ手順は次の通りです。

  • 取り札を箱から100枚全てを出して、裏返しにした状態で混ぜます。
  • 混ぜ終わったら、裏返しのまま、自陣に25枚、相手陣に25枚取り分けます。
  • 取り分け終わったら、残りの50枚は箱に戻し、蓋を閉めておきます。

必ず、手元に25枚あることを確認しておきましょう。5枚ずつの束を5つ作ると、数えやすくて便利です。 お互いに枚数に間違いがなければ、試合のために札を並べていきます。
競技かるたの試合は、以下の標準取札や標準読札(大石天狗堂)を利用します。

札の並べ方

競技かるたでは、自陣と相手陣の2つの陣に札を分け、試合を行います。 自陣とは自分の陣地、相手陣とは相手の陣地のことです。 自陣における札の配置は「横幅=87センチ以内、縦幅=札3段+畳の目2つ」に並べます。 試合に使用する札は100枚のうち50枚(自陣25枚、相手陣25枚)をランダムに選びます。

競技かるた(百人一首)の札の並べ方
競技かるた(百人一首)の札の並べ方

自陣の縦幅に並べる札と札の間隔は畳の目1段分空けます。 上の段から、上段・中段・下段とそれぞれ呼びます。 相手陣も同じように並べ、自陣と相手陣の間は畳の目3つ分空けます。 自陣と相手陣の末端のラインは競技線と呼びます。

競技かるた(百人一首)の上段・中段・下段
競技かるた(百人一首)の上段・中段・下段

段内ならばどこに配置しても構いませんが、通常は札を左右に分けて配置します。 詠まれた札が自陣(または相手陣)から外に出る(競技線を越える)か、直接札に触れれば、その札を取ったことになります。 いかに相手より早く札を取るかが、勝負のポイントとなります。

勝負の付け方

競技かるたでは多くの枚数を取っても勝ちになりません。 勝敗のつけ方は札を取った枚数ではなく、先に自陣の札をゼロにした方が勝ちとなります。 使用する札は100枚中50枚です。 札を早く取る方法は「競技かるたで札を早く取るために知っておく3つのこと」で詳しく紹介しています。

お手付きのルール

競技かるたでは、「読まれた札が配置してある陣は、どこを触っても良い」というルールがあります。 つまり、読まれた札が自陣にあれば、自陣にある右の札を触ろうが、左の札を触ろうが、上段、下段、中段のどの札を触ってもお手付きにはなりません。 ただし、「読まれた札が配置していない陣」を触るとお手付きになります。 お手付きした場合には、ペナルティとして、相手から1枚札を受け取らなければなりません。 これを送り札といいます。

例えば、読まれた札が自陣に配置されているにもかかわらず、相手陣の札を触った場合はお手付きになります。 もしこのとき、相手に自陣の札を取られた場合、お手付きのペナルティで1枚、自陣を取られたことでの送りで1枚の合計2枚が同時に相手から送られてきます。

オススメの服装

競技かるたは畳の上の格闘技と呼ばれるくらい激しい戦いが繰り広げられますので、動きやすい服装が望ましいでしょう。 一般的には、上はTシャツ、下はジャージで行けば問題ありません(一部の大会では袴着用の場合もあります)。 ハンドタオルも用意しておくとさらに安心です。